室内に使用している色は白・黒・木目の茶の3色で床や壁、天井にそれぞれ絶妙なバランスで配色されています。

家族の集う1階は無垢の床を採用し、キッチンの天井にはレッドシダーの無垢板を施工しました。建具は壁と同じ白色にし、全体のバランスを整えています。その中に建具の金物・取手、ペンダントライトの黒色が程良く配置されています。また、キッチンの天井は少し下げて間接照明を入れたため落ち着いた雰囲気となっています。
トイレの壁の立上りにも無垢の木を貼り、柔らかく温かみのある印象となるようにしました。
階段は黒のスチール手摺に無垢の段板、蹴込み部分を白にすることで調和をはかっています。

外観は黒のガルバリウム鋼板をベースとし、アクセントで室内の床の色味と合わせた木目柄の玄関ドアを採用しました。窓の形状や大きさ、設置高さにも水平や垂直を意識して外から見てスタイリッシュになるようにデザインしました。

こちらの敷地では駐車スペースを確保するために、前面の2階部分がオーバーハングになっています。限られたスペースの中でも建築できるように工夫を凝らしています。

無駄のないまるで3拍子のハーモニーが聞こえてきそうな住宅が完成しました。